教え諭すような記事をわかってない人間に書かれると困惑する

https://www.partitionwizard.jp/clone-disk/sata-vs-ssd.html

SATA vs SSD:その関係性と違いを分かりやすく徹底解説!

 

タイトルは素晴らしい。

シリアルATAという接続方式とソリッドステートドライブという記録方式を比較するというナンセンスなことをしているようでいて、

開いて記事を見ると、趣旨としては「この2つは比較できるものではないんですよ」という感じになっている。

 

ただ、中身は冒頭から酷い。

補助記憶装置の中の

- ソリッドステートドライブ SSD

- ハードディスクドライブ HDD

を比較しなければいけないのに、SSDをハードディスクの一つとして扱っている。

(CPUから見ると主記憶装置であるメモリに比べると遅くて直接アクセスできない記憶装置であるため補助記憶装置と呼ばれますが、コンピュータ全体で見ると情報の大半はここに入るので違和感がありますね)

言葉は定義をちゃんと理解しようね!という記事を書いてる本人が一番上の階層で間違ってしまっている。ハードディスクの「ディスク」というのは回転する円盤、プラッタのことなので回転部分がないSSDは当然含まれないですよね……。

しかしほんと、日本語ネイティブでない方がここまで細かい記事を書けるのはすごいですね。

コンピュータ関連の用語は英語で作られて中国語と日本語でそれぞれに翻訳しているので各語の翻訳語はそれぞれに表す範囲やニュアンスは違いますもんね……。

 

 

 

 

ああああ、ここもきつい。

NASハードディスクあたり。

NAS装置を構成する一要素としてハードディスクならSSDなりは存在するけど、NASハードディスクって言葉自体が気持ち悪い。

NASを実現するのはネットワーク接続してSMBなどのプロトコルで応答する頭が必要なわけで、ハードディスク単体では当然実現できない物なのですよね。

各メーカーで、「NASとして使えるハードディスクですよ!」(実際には頭をハードディスクにつけた物)と訴求する際は結構頑張ってここのズレを違和感なく読めるように書いてるんですよね。こんな感じに。

https://www.iodata.jp/product/nas/info/landisk/nas.htm

エンジニアが見ると「あー、厳密には気持ち悪い感じだけど、一般の人にはこういう書き方のほうがわかりやすいですもんね。しょうがないですよね」という受け取り方になる。

でもこのパーティションなんとかの記事書かれている方は単純にわかってないですよね。言葉の定義を理解し切らずに書いてるのがわかってしまうんですよね。

私もよく訳のわからない話をしてるので他人様のことは言えませんが。勉強ですね。