華氏451度

早川文庫
レイ・ブラッドベリ
宇野利泰訳


原題だと「FAHRENHEIT 451」。

序盤の楽しく焼くシーンは素敵。
クラリス・マックルランはせっかく魅力的なキャラクターなのに突然無意味に退場。
オチも派手なはずなのに印象が弱い。
やっぱりブラッドベリは好きになれない。といっても他は「火星年代記」しか知らないけど。


これを読むなら同じ管理社会ディストピア物でも「1984年」(ジョージ・オーウェル)の方が遥かに面白い。
ニュースピークでいうならダブルプラスグッド。
ビッグブラザー万歳。