鈴木光司著
Audibleにて聞きました。
ループまでは普通に読んだことがあり、再読(と言っても聞いただけですが)です。
(らせんは聞きながら寝ていた部分あり)
前回10年以上前に読んだときは
リング→ホラー
らせん→ホラー
ループ→SF
と、突然話が変わったように感じました(そして「ループ」で奇跡的に話がきれいに締めくくられて驚異的に感じた)が、今回聞いた感じだと
リング→ホラー
らせん→SF(ホラー味あり)
ループ→SF
という感じに感じました。20年以上前の話なので、電話の扱いが今と違いすぎます。スマホ全盛の今の人たちには理解が難しいような気がします。
あと、らせん・ループはなんかみんな下心ありすぎ、エロに走りすぎ。
ループの主人公の親父なんて、10歳の息子の前で全◯で◯◯◯を◯◯せて◯◯を観察させる変態だし、本人も病室で◯◯を観察するという十分な変態行為に走ってるのにまるで変態みたいだ、という程度の自覚だし、ひどい倫理観。
いや、ほんと、子供が可哀想。(なんかこう、子供を小さい大人として描くタイプの著者なのかもしれないと感じてきています)
聞いていると、読んだとき以上に細かな感情表現(何気ない動作で主人公の感情が伝わってくる)が頭に入ってきて鈴木光司やっぱり天才だなと思います。ただ、リングはぜひ本で読んで怖さを味わってください。
すべて絶対読むべき本です。