戦いの子

カリン・ロワチー
早川書房

戦いの子 (ハヤカワ文庫 SF ロ 6-1)

戦いの子 (ハヤカワ文庫 SF ロ 6-1)

面白かった。
どんでん返しはなし。
ショタとホモとサドの話。
多分腐女子に受ける。
戦闘シーンはありきたり。
心理的には「宇宙の戦士」とか「エンディミオンの覚醒」とかその辺。
科学技術には現在と変わらない。Yラックもカリフォルニウム核弾頭もなし。
スペオペに必須の恒星間ジャンプもわりとごちゃごちゃした説明も理論武装もなくやる。


僕の見たところ本作の主題は「愛憎」で、SFという舞台設定は必須ではない。
例えば西部劇でもできる内容。
十字軍の時代でやったらストリヴィイルク・ナはイスラムかなぁ。面白そうだ。


あ、名前からしてこの作者女性か。
いかにも女性っぽいね。