NHKにようこそ!(ライトノべル)

NHKにようこそ! (角川文庫)

NHKにようこそ! (角川文庫)

漫画が素晴らしく膨らませてたんだなぁと理解した。
漫画も良かったが、原作は題材が小さくまとまっていて、また別の良さがあった。
ストーリー的には山崎退場やエロゲー開発をもう少し盛り上げるべきだったかなと。
盛り上がりには欠けるけどわりとそこは「そういう持ち味なんです」で済む気もする。
漫画版でイメージが出来てるからかな。


最後まで理解出来なかったのは、主人公が恋愛感情を持たない事。
なぜなんだろうか。
ひきこもり(兼薬物乱用者)心理のリアリティということにしたんだけど、なんか違う気がする。
あとがきで(良い意味でも悪い意味でもなく)青臭い事を言ってる事から、作者自身の醜悪な分身である主人公の恋愛感情を描くのが恥ずかしかっただけとかだったらちょっと面白い。
そんなこたないだろうけど。
どうせ俺が流し読んだ部分に説明文があるんだろう。


日本語が気持ち悪いのは一カ所だけだった。