さくや妖怪伝

昔見てあまりに酷かったんだが再度観るとそれほど悪くないんじゃないかと思えてくる。
デビルマン」「CASSHERN」「あずみ」なんていう酷いのを結構観てるからかな。


「あずみ」は主人公の上戸彩が余りにも酷くて、刀がぷるっぷる震えてて、殺陣もろくにこなせてなかったのでその点、「さくや妖怪伝」の方がやや勝る。
五十歩百歩だけど。


オープニングで藤岡弘、が殺陣をやってて、むしろこいつが主人公の方が面白いんじゃないか?とか思った。
エンディングの藤岡弘、もまたかっこ良い。


主人公についてくる二人のニンジャの片方が嶋田久作
手から電撃とか出ないのかね。


ラスボスが松坂慶子ってのはある意味凄い。
巨大な人間になるのは孔雀王へのオマージュだよね。


俳優じゃないけど、特撮監督が樋口真嗣なんだよね。
爆発シーンはちょっとクドかった。



ストーリーは「富士山噴火→神の力が弱まる&封印が解ける→妖怪跋扈→妖怪駆除師さくやが妖怪退治」。
さくやの父(藤岡弘、)が倒した妖怪の子である河童をさくやが育ててるんだけど、松坂慶子の歌を聴いてさくやを裏切る。
ネタバレだけどバレバレだから大丈夫。


途中に出てくる雑魚敵はいかにも適当に作りました、という感じでしょうもない。
最初の敵は猫耳コスプレババア。
変身シーンは障子に映る影で表現。
半世紀前の狼人間かよ?



致命的に酷いものはない、程々程度の良いB級映画
主役の女の子のファンとか、ショタコンとか巨大松坂慶子フェチにはお勧め。
「あずみ」も「さくや妖怪伝」もジョークが酷く外してて笑うというよりあきれるタイプの乾いた笑いしか出なかったんだけど、これは国産アクション時代劇物共通なのかな。