シベリア超特急

シベ超
はっきり言って全然面白くない。
かといって伝説的クソ映画というレベルでもない。


演技はこの上なくくそで、衣装もわざとらしい。(JUNKO KOSHINOだそうな)


乗車手続きで全員の顔と名前を表示。
ここまで露骨に登場人物紹介をされるとなんとも。


出発直後に、車掌によりシチュエーション説明がわざとらしく入る。
・前後の車両へ繋がるドアは鍵がかかってる
・ドアには鍵がかかってる
・ドアの合鍵はない
って感じで。
でも登場人物は移動時に誰一人鍵をかけない。
確かに鍵をかけるアクションが移動時に頻発して省いたんだろうけどちょっと手を抜きすぎではないか。


列車の疾走シーンだけ古い実物映像。
揺れない安っぽいセットの車内のシーンから、古い雨が降ってる機関車疾走シーンへ移るのは、狙っているとしか考えようがない。
ちょっと「死霊の盆踊り」インスパイアかもしれん。


ロシア人、ドイツ人、ポーランド人、オランダ人、中国人、日本人などなどが一堂に会して、使う言語は「英語」。
今なら確かに英語だろうけど、このメンツだとドイツ語になりそうな気がする。


クライマックスは、禿げたふとっちょオランダ人とマイク・ミズノの随行ふとっちょ軍人が電車の上で肉弾戦。
盛り上がらないことこの上ない。



ドイツ人将校は女性にあっさりねじ伏せられる。
っておい。軍人だろお前。



ドアをノックしたときに応答がない人がいたら、ただそれだけの理由で他人の部屋へ侵入。
しかも、疾走する列車の窓の外を通って命がけで。
すばらしいリアリティ。




クソ映画好きだけど、時間の無駄だと思った。