ラ・ジュテ

1962年のフランス映画。
29分。


個人的には、SFとして良い悪い、という判断からはやや外れる。


それは何故かというとその実験的な作り。
ほぼ全面静止画。


タイムマシン物。
描かれ方はあまりハードSF的ではないのかもしれないが、当時としては無理をせずリアリティを出しているのではないかなと思う。
無理しても雰囲気壊すだけだし。


ストーリーも良かった。
展開は読めてしまうけど。


なにか語りかけてくるような写真が多い。
戦争のところ、音楽と相まって悲惨さを表現できていた。


ワンカットだけ動く。
そこが凄まじく印象に残る。


映画史に残るワンカットだと思う。