リザレクション

韓国映画、ジャンルは一応SF。

マトリックスウォシャウスキー兄弟、「イノセンス押井守に続く新たな才能が韓国から誕生!

とパッケージに書いてある。
ストーリーはマトリックスとアヴァロンから少し引っ張ってきてる。
それ以外の付け足しの部分があまりに糞過ぎて、催眠効果が凄まじく高い。
学生の自主製作映画でもこれよりまともだろう。


パッケージには近未来SF的な都市をバックに近未来SF的なコスチュームを着たヒロインが映っているが、信じがたいことに作中にはそんなものは一切出て来ない。


アクションは基本的にはマトリックス
飛んでくる弾丸を仰向けに倒れながら避けたり(ショットガン撮影じゃなく、ただのスロー再生だけど)、空中で弾丸止めたり。
生身の格闘もマトリックス風のカンフー。


劣化版マトリックス。と言うと多分そのとおりだけど、ウォシャウスキー姉弟はそれすら嫌がるだろう。


「総製作費90億ウォン、撮影期間14か月、製作期間4年!」を マトリックスのモノマネ、心象風景の映像化に費やしたらしい。
ほどほど金がかかっている割には全体的にチープな印象を受ける。


韓国でも大ゴケしたらしいけど、内容を見ると当たり前過ぎ。
リベリオン」みたいな素晴らしい映画だと思ったら失敗。残念。


ちなみに、韓国アカデミー賞受賞だけど、受賞したのは韓国アカデミー賞のうち

の三つで、演技やストーリーについてはさすがに何の賞も得てない。