A-10

ええはなしや。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160130-00010001-norimono-bus_all&p=2

そしてA-10は現在、全機に対し性能向上が施され、リンク16デジタルデータリンクへの対応、夜間攻撃を可能とするスナイパー照準ポッドの搭載、GPS誘導爆弾の運用能力、さらにエンジンの換装や寿命の延長が行われ、現代的で極めて強力な攻撃機「A-10C」へと生まれ変わっています。

 ですがA-10は空中戦もできなければ、敵国の中枢部を爆撃するような作戦もできません。ただ近接航空支援を実施するためだけに存在する攻撃機です。

 しかしこのA-10の「不器用さ」が、陸軍から大きな信頼を勝ち得る元になっています。陸軍にとってみれば“空軍の戦闘機”とは、いつ自分たちと関係の無い作戦へと飛び去ってしまうかもわからない「いけ好かないヤツ」ですが、A-10は近接航空支援しかできません。それゆえA-10は、最後まで自分たちの頭上を離れず支援してくれる「頼りになるヤツ」だと知っているからです。

 陸軍が「ウォートホッグ」を愛してやまないからこそ、空軍はこれを手放せないでいるのです。