- 作者: 百田尚樹
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/07/15
- メディア: 文庫
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冒頭いきなり元帝国軍人がブチ切れて笑いそうになった。
話聞かなきゃならない取材者側がこんな論戦うるわきゃ無いだろあほか。
内容も、いかにも政治的メッセージが込められてる。
主人公の姉の新聞記者が左がかってるあほで、最後は右に目覚めるんだろ、多分。
高山竜二はまたあれね、典型的左巻きね。
だいたい、テロと神風は全然違うよ。
神風のターゲットは戦闘員。
戦略爆撃やったメリケンの方がテロに近いよばーか。
司法試験目指してた奴がそんな簡単な反論すらしないなんておかしいだろ。
キャラが崩壊してるよ。
全般的にリアリティがない。
戦争体験を語るじい様どものしゃべり口調が一様。時折いかにもな感じであらぶってたが。
それから、描写が下手だ。
多分じいさんが死んだ理由は助けられた命を恩人に返した感じなのかなと思うのだけど、自分の不注意で生徒を危険に晒したことに対する衝撃の描写が足りない。
だから読者はなぜじいさんが死んだか見失う。
わざとだというならばそうかもだが、読後感は良くない。
右傾化した日本人は大喜びかもしれないが、私にはぐんくつの足音が聞こえる。