ふるい2008年と2009年のニュース

マカオのカジノ、売上高で米ラスベガスの2倍に
【企業ニュース】 2008/03/21(金) 17:19

  21日付中国新聞社電によると、1月のマカオ澳門)の賭博業(カジノ業)の売上高は103億パタカ(約12.81億米ドル=1276億円)だった。同月、米ラスベガスでは約5.97億米ドルで、マカオ澳門)の賭博業売上高はラスベガスの2倍を超えた。


  マカオは06年、賭博業の収入が通年で米ラスベガスを抜いた。(編集担当:如月隼人)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=0321&f=enterprise_0321_001.shtml

中国・胡錦濤国家主席が「ギャンブル王」と会見―マカオ
【政治ニュース】 2009/12/21(月) 10:17


  カジノ経営でマカオの「賭王(ギャンブル王」と呼ばれる何鴻〓氏が20日、同地区の中国復帰10周年の記念式典に出席し(写真左下)、胡錦濤国家主席とも個別に会見した。広州日報が伝えた。(〓は上側が「品」の「口」部分に火、下側は「木」)


  何氏は1921年11月25日、英領香港で生まれた。現在、88歳。香港やマカオで多数の企業を経営しており、特にマカオの博彩股フェン有限公司など、とばく産業分野が有名。2002年まではマカオのカジノ運営権を独占していた。企業の収入の合計はマカオGDPの3分の1に達するといわれたことがある。


  2009年7月に第4夫人の家で転倒して負傷してからは病院で生活しており、12月20日の記念式典注目の可否が注目されていた。同日に就任するマカオの新しい行政長官、崔世安氏よりも「ある意味で、関心が高かった」との声もある。何氏は記念式典に、車椅子に乗り姿を見せた。


  式典終了後、胡錦濤国家主席は何氏と個別に会見した。何氏の家族によると、胡主席は何氏の健康を祈念すると述べ、これまでのマカオの発展に対する何氏の貢献を評価した。何氏は、マカオの発展はこれからも祖国の支援を必要とすると述べたという。


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◆解説◆
何氏の英語名はStanley Ho Hun−sunで、日本では「スタンレー・ホー」と呼ばれることが多い。中国の全国政治協商会議の委員を務めており、政治的に大胆な言動も多いが、権力者よりの立場が目立つとされ、「ごますり」との批判もある。一方、これまで何氏がマカオのインフラ建設などの巨額の私財を寄付してきたことから、地元では「立派な人だ」との評価がある。


  2009年2月にマカオ特別行政区政府が「内部保安綱要法」を根拠に、香港の民主派議員、研究者、ジャーナリストなどのマカオ立ち入りを拒否しはじめた際には、民主派人士を「くそかきべら」などと形容して、物議をかもした。(編集担当:如月隼人)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2009&d=1221&f=politics_1221_002.shtml