38歳までにするべき3つのこと

箱田忠昭
フォレスト出版株式会社

いわゆる自己啓発本
内容は普通。
まぁ目的を明確化して、短期的なステップを設定してクリアしていこうね、と。
強みと弱みを分析しよう。強化すべき部分と、補うべき部分を選ぼう。
最後に突然人間関係ではこうしよう! みたいな話が入るけど、この辺は「人を動かす」で読んだからいいや。


そうそう、なんかこの著者はデール・カーネギー・コースなるコースの講師やってて、宣伝がちょっとうざい。
この人の場合、人前で話す、英語でコミュニケーション、みたいなところが強みなんだけど、そんなレベルに達してない人間が世の中のほとんどなので、これを読むと「俺ってコミュニケーション能力が足りないよな」と思ってしまうんじゃないだろうか。
で、ネットで調べると1週一回で12週間で12回。各回3.5時間。で15万ちょい。別に高くはない。
まぁこれでコミュニケーションにてらいのようなものがなくなるのであれば安いなと。
そのうち行ってみるのもよかろうと思った。


P87

 私は人生の大切な分野ごとに目標を持つことをおススメしています。

①仕事
②経済
③家庭
自己啓発・趣味
⑤健康
⑥その他

って、趣味が自己啓発なオレは別として、この④のくくりは結構みんなゲンナリするんじゃないだろうか……。
P108の「自分を見つめる3つのステップ」

 これから成功の道を歩むにあたってしなければならないことは「自分自身を正直に客観的に見つめ、自分を知る」ということです。そのためのステップを三つ考えてみました。
 それが次の「自分の棚卸し三ステップ」です。

①自己分析をする
②長所と短所を書きだす
③自己評価をしてみる

①は「私は○○です」というのを三十項目出す。②はそれぞれ十個ずつ。
③は「好きなこと、得意なこと」「苦手だが、克服したいこと」「嫌いなこと、したくないこと」(P113に表あり。「好きなこと、得意なこと」は書式指定ミスで全部表示されてない。編集者は何をやってたんだ)を書きだす。


ピグマリオン効果と、ともかく笑顔、というのは確かにあるなぁと思う。