年収200万円

という話。
かなりきつい叫びをあげているblogを眺めて暗い気持ちになった。


たとえば時給800円で事務仕事についた場合、800円x8時間x22日くらいで月給140,800円。
ボーナスなしならこれの12倍で1,689,600円が年収総額。
年金だの保険だので2割ぶっ飛んだとして月の手取りが112,640円で年間1,351,680円。
光熱水道通信費で月2万、食費で4万、家賃で4万とかワイルドな計算をする人には生活できそうにない。
これでアルバイトのような切られやすい形態だと、ちょっと病気をしただけで即詰む……。
厳しすぎるだろ。
あ、でも生活保護が掬ってくれるのかな。


Wikipedia:生活保護

平成17年度の基準(第61次改訂生活保護基準額表より) 東京都特別区内在住(1級地の1)

単身世帯 31歳
第1類 40,270円(20-40歳)
第2類 43,430円(単身世帯)
住宅扶助 (最大)53,700円
合計 137,400円(月額)

ぐはっ。月収変わらん……。生活保護には税金かからないっぽいからむしろ手取り増えかねない。
逆に言うと、「元気一杯で労働してる人」が、生活保護で保障している人間が生きるに最低限の収入しか得られないってことか。


時給1,000円以下の仕事で、技術的な蓄積があって給与が上昇(時給が50円とか100円上がるレベルではなく)していく物って私は想像できないんだが。そういう仕事に就く人って将来をどう考えてるんだろうか。
ファストフードとかだと店長とかになるのかな? でも最近のマクドナルドの例もあるし、超長時間労働で倒れるイメージしかなくてちょっと微妙な気が。店舗のマネジメントってかなり難易度高そうなのにねぇ。
もっと良い仕事に就けるよう努力ってもんが必要なのはわかるんだけど、家庭環境が悪ければそれすらできないだろうし。
なんとも言い難い暗い気持ちになったので寝よう。
やれやれ。










Wikipedia眺めた感じだと共産主義って本当に実現したら神の代わりにみんな救ってくれそうだけど、実現しないからどうしようもない。
あーそれで小林多喜二蟹工船なのか。今ようやく気付いた。
で、どっこも成功してないし、実現はしないよ、きっと。