神舟捏造論に対して、泡の速度に注目した反論

松浦晋也のL/D  10月3日午後7時までに提出された疑問と回答
上記記事に「水中撮影ではない旨の証明」のアイデアをコメントとしてつけようと思ったらコメントスパム扱いで全然入力できませんでした。
上記記事の最初の写真(以下、写真1とします)を見ていて気付いた内容です。

画像からの情報

写真1には、宇宙服のヘルメットが映っており、26フレームそれぞれの物体の位置が書き込まれています。
宇宙服のヘルメットの縦の高さを目測で30cmとします。そうすると問題の物体は、ヘルメットの高さの倍程度(60cm)
動いているように見えます。
30fps(私自身は未検証)ですと、26フレーム(=0.87秒)、60cmの距離を移動しているので物体の速度は以下の通り計算できます。
60(cm)/0.87(s)=69.0(cm/s)

比較用の情報

下記に、高校生が26.5度の水中で泡の挙動を調べています。
http://kagakububuturi.hp.infoseek.co.jp/html/activity/2004-j-awa/2004-j-awa.pdf
泡の上昇速度は30cm/s以下です。

結論

地上の泡の速度の2倍を越える速度で物体が移動している為、これは水中の泡ではない。
特に、倍速再生とは考えられない。
(液体が水ではない場合や、極端な温度下だったりするとわかりません)

補足

(1)加速度について
比較用の情報で記載した高校生の論文によると、泡はやや減速しつつ上昇するとのことですので、写真1の物体がもし加速しているのであればそのことも泡としてはおかしい事になります。
(2)泡の軌道について
上記pdfには長さ1mの透明アクリルパイプ中を上昇する泡を1/50秒間隔でとらえた写真があります。fpsが異なり過ぎて挙動を比較するのは難しいですが参考まで。