高い城の男

フィリップ・K・ディック
早川


久しぶりに読むディック。
面白くなかった。
オチ(夢オチ)だけは良かったんだけど。


舞台は1962年。
二次大戦で枢軸国側が勝った、その後の歴史。
易経の東洋的雰囲気は良い。
ストーリーはあちこちに飛ぶ。


半年やっただけの格闘技でSSを倒すのはリアリティがない。



  • 田上信輔(のぶすけ)

太平洋岸連邦第一通商代表団の高級官僚

アメリカ美術工芸品商会、38歳

  • ポール・梶浦

不遇地域生活水準向上計画調査委員会

  • ベティ・梶浦

梶浦の妻

日本

  • ロッキー山脈連邦

略称RMS
ドイツ

  • フランク・フリンク

ユダヤ

フランクの勤める会社WMコーポレーションの社長

拝日派白人

フランクの憧れた相手

  • ぜい竹(ぜいは竹冠に巫)

易経の占術に使う

  • ジュリアナ・フリンク

フランクの先妻

  • バイネス

スエーデン人

  • エフレイキアン

アルメニア系、田上の秘書、背が高く褐色の髪

如何にも上流らしい洗練された若者

  • I・G・ファルベン

ドイツの化学工業企業

  • 府馬五十雄(ふま)

退役少佐

  • ミス・デイヴィス

レイ体操クラブ

  • チャーリー

〈テイスティ・チャーリー〉店主、アイルランド

  • ジョー・チナデーラ

34歳
イタリア人のトラック運転手
1945年7月のカイロで鉄十字二等戦功章

  • アレックス・ロッツェ

芸術家

第三帝国首相

病の老人

  • モレル

博士、ヒトラーの侍医

啓蒙宣伝省
幼少に小児麻痺
軍事独裁傾向
教養

  • 片町

田上の部下

WMの工場監督

  • 春沢

空母翔鶴にある提督

  • レイ・キャルヴィン

大手卸売り

  • リタ

ウィンダム〓マトスンの女

『イナゴ身重く横たわる』の著者

1933年、マイアミでジョー・ザンガラに暗殺される
後任はガーナー、1940年の選挙でブリッカーへ。
(『イナゴ身重く横たわる』内では1940年までローズヴェルト、レックスフォード・タグウェル)

将軍、北アメリカ軍政司令官

  • ランメルス

ロンメルの後任

アメリカ軍政司令官

  • 矢田部信次郎(ヤタベ・シンジロー)

老人

ルフトバッフェを率いてバトルオブブリテンを制した
ゲシュタポ創設者
ふとっちょ
冷酷非情
権力

  • バルドゥール・フォン・シーラッハ

ドイツ人
ヒトラー青年団
理想主義者

  • バイエルライン

ドイツの将軍、ジョーに勲章を与えた

中東の小さな帝国

  • リカルド・パルティ

少佐、ジョーの部隊長だった

  • ジッヘルハイツディーンスト

略称SD、ゲシュタポが組織改変してできた国家保安警察

第三帝国議会

略称OT

博士

武器商

  • 鎌倉

男爵
アメリカ太平洋岸連邦駐在日本大使、西海岸最高の地位

故人

  • R・ハイドリヒ

若い
洗練された親衛隊
思想的議論には見向きもしない
絞刑吏

博士
元オーストラリアのナチス運動指導者
植民地政策の責任者

男爵、アメリカ太平洋岸連邦にあるドイツ領事

  • フランク

アメリカ太平洋岸連邦にあるドイツ副領事

  • プフェールデフーフ

ライスの秘書官

  • クロイツ・フォン・メーレ

太平洋岸連邦のSD地位長官

  • アプヴェーア

国防軍情報部

  • カナリス

提督、国防軍情報部部長

  • ルドルフ・ヴェゲナー

40歳前後、貴族的風貌

SSの将軍

  • オットー・オーレンドルフ

ドイツ中央保安局(RSHA)
元特務部隊(アインザッツグルッペ)D

  • 手崎

もと参謀総長、将軍
80歳前後

  • レーヴェンツァーン

タンポポ
ロッキー山脈連邦と合衆国の小競り合いから核戦争に至る計画

  • チアノ

イタリア外相
伯爵

ベンゼン婦人