蟹工船が売れているそうで。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080502-00000041-yom-soci
2万7千部だとか。
小林多喜二蟹工船プロレタリア文学
という暗記はしているものの読んだことはない。
過酷な労働の中で資本家階層に反乱する労働者の話らしいけど、なんだか戦艦ポチョムキンみたいだ。
面白そうだけど、ニュースで取り上げられてると読む気がなくなる不思議。


amazonで表紙が見られるけど、
http://www.amazon.co.jp/%E8%9F%B9%E5%B7%A5%E8%88%B9%E3%83%BB%E5%85%9A%E7%94%9F%E6%B4%BB%E8%80%85-%E6%96%B0%E6%BD%AE%E6%96%87%E5%BA%AB-%E5%B0%8F%E6%9E%97-%E5%A4%9A%E5%96%9C%E4%BA%8C/dp/4101084017/ref=pd_sim_b_img_4
真中には赤の背景に鎌と槌のマークが。
しかし、赤地に鎌と槌の国はこんな冗談が生まれるくらいですからねぇ。赤地に五つ星の国もそうだけど、余計悪化しそうだよね。

ある保育園で外国人の客を迎えることになり、保母たちは子供たちに「ソ連のものは世界一です!」と答えるように指導した。当日「おもちゃはどう?」「食べ物はおいしい?」などと聞く客に、言われた通り「ソ連のものは世界一です!」と答える子供たち。しかしそのうち、一人の子供が泣き出した。わけを聞いてみると、大泣きしながら「『ソ連』に行きたいよう!」。

 Wikipediaの「アネクドート」の項より引用。


しかし、これを現代の若者が読んでどうすれば良いんだろうか?
曲がりなりにも、豊かで、「コンビニでバイトでもすれば生きることには不自由しない日本」なわけで。
格差社会とも関係あるのかなぁ。
「勝ち組にならないとこうだぞ!」という話なのかな。
そうか、努力しないと過酷な労働じゃなくて、ワーキングプアが待ってるよってことか。


あれ、でも蟹工船の人は選択肢なくてその労働に就いてるんじゃないの?
ワーキングプアはあまりに貧しくて選択肢がない人もいるけど、大半は将来設計しないアホだからやってるんでしょ?
うーん、良く分からない。
格差社会というのも実感がない。