中国と台湾

http://www.xinhua.jp/socioeconomy/economic_exchange/398225/
なんかうさんくせえと思ったが中華全国台湾同胞聯誼会というのはやはり本土の組織だった。
中共としてはそりゃ台湾の位置づけは日本の残虐非道な仕打ちを受けた同胞というものだからしょうがないだろう。
新華社通信からは当然ながら中共の公式見解しか出てこない。


個人的には国共内戦で何十万人だか死者出してることの方が台湾人への影響は大きい可能性もある(戦争は多分本土の人間がやってたから関係ないかもだけど)と思うけど、シンファではそんなこと記事に載せるわけがない。

台湾の大学生が台湾紙への寄稿で、「日本人はある意味、台湾の恩人」と発言したことを受け、中華全国台湾同胞聯誼会の任揮・連絡部交流処処長が「過去を忘れることは裏切りと同じだ」と反論している。13日付で環球時報が伝えた。


台湾の大学生が10日付の台湾紙・旺報への寄稿で、日本人は統治時代、上下水道を整備し、西洋医学を導入、公共衛生を大幅に改善し、台湾から多くの伝染病を消滅させたと指摘。中国人の3大悪習である「辮髪(べんぱつ)」「纏足(てんそく)」「アヘン」も日本人の統治の下で改善され、おかげで中国人の死亡率は大幅に低下し、台湾人の多くの命も救われたとして、「日本人はある意味、台湾の恩人」だと感謝の気持ちをつづった。


これに対し、任揮氏は「日本人は野蛮に台湾を占領した後、大量虐殺をした上で、こうした建設を行った。この学生はこうした過去を理解していないようだ」と指摘。「日本は近代化という点でアジアの先頭を切っていたが、大国として果たすべき国際的な義務を果たさず、暴力的な手段で他国を占拠し、自国の文化を押し付け、『共栄圏』の建設をたくらんだ」と反論した。


その上で、「過去を忘れることは裏切りを意味する。台湾人民が特殊な歴史背景の下で複雑な感情を形成していったことは理解できるが、敵と味方を取り違えるのを見過ごすわけにはいかない」とし、台湾学生が「歴史の恨みを解くことで、人類の文明は永続的に発展する」と主張したことに対し、「戦後、日本人は心からの反省をしていない。どうやって恨みを解けというのか?」と反問した。


(編集翻訳 小豆沢紀子)