過去、ここまで科学考証を諦めた映画はあっただろうか。
地球のマントルの中のコアの外核の流れが止まって地磁気が弱まって太陽風で死ぬという話。
電磁気嵐が吹き荒れて多大な影響がすでにでているのだけど、なぜか石造りのローマのコロッセオが雷で吹き飛ぶという衝撃映像。いや、おかしいだろそれは。
で、コアだからとてもじゃないがどうしようもないじゃない。と思ったら暇人がなんかすごいもの作ってたのでそれに乗って外核行こうぜ、という。
何ギガPaだかわからないけどそんな圧力の中と数千度の高温のなかをレーザーだかで前方の岩石を蒸発させながら（分解された岩石のどうすんだよな……）進む機械が出来ると。
いや、できるわけないだろそんなもん。
アルマゲドンを弱冠超えてるんじやないか、荒唐無稽ぶりが。
しかもその状態で無線が通じる。えー。
何かこう、映像表現が海の中を飛ぶように進んでる感じなのよね。
実際は超高圧高温の岩石だったり鉄だったりの中なのに、自在に舵が効くし。へんなの。
五千度の中で耐えられる耐熱服ってなによこれ。
あ、ハンマー溶けた。そりゃそうか。
電力がいるのはわかるんだが、原子炉の出力上げるのやめろ。調整は火力とか水力でやれ。
船の燃料棒を使えって、原子力爆弾なめ過ぎだろ。爆縮レンズの外に置いたら爆散するし、中における空間があるような弾頭ありえないよ。
電力がなくなってのんびりしてるけど、電力なくなったら冷却系が死んですぐ全滅だろ。
あと、地震兵器がダメで核爆発はオーケーな理由はなんなんだろね。
うわー、すごい。これでご都合主義エンドか。
