事前確保はNH905とNH956の航空券と、宿(北京四合賓館/北京四合コートヤードホテル/BEIJING SIHE CORTYARD HOTEL)3泊の予約。
あとは特になし。所持品リストは別添。合計5kg。本はジョージ・オーウェルの「一九八四年」。再読だけど中国に行くならこの本しかないかなと思って。
ごく普通に京成線で成田空港着。ごく普通に出国審査をし、ごく普通に飛行機に乗る。
特にわくわく感もない。
今回もANAなので飛行機内はほとんど日本語。
レッドクリフPartIIをやってたので適当に見るが途中で落ちる。
ドラゴンボールも番組表にあったが実際はなかった。
3時間半ほどで現地着。
通貨について
Travelexは当然のようにあまりレートが良さそうではなく、空港内のアグリカルチュラルバンクオブチャイナで両替。何かあったときと、宿でカードが使えなかった場合に備えて(といっても、使えることは確認済みだが)4万円を2,770RMB(表記は692.5(=1万円)とかそんな表記をされる。1RMB=xx円ではない)に。レシートは大事に取っておく。口頭ではチャイニーズユエンみたいなことを言ってみたけど、なんでも通じるだろうと思う。日本から来た旅行者が北京空港で換える先なんてRMB(CNYとも表記するか)しかないし。
なんと最高額紙幣が100RMB札(1,450円)らしく、27枚も出てきた……。こりゃすげぇ。3万円位の買い物で紙幣が最低20枚必要になる計算。なんだかなぁ。1RMBは札もコインもあるけど、物価比較するとこれがアメリカでいう$1相当あたりの位置付けなのかな。アメリカすげぇな。
空気の悪さ
空港から外を見たら、霧雨が降ってるようで空気が白い。
と、この時は思ったんだけど、実はこれは単なるとてつもない空気汚染で、北京に居る間中変化はなかった。ほんと一国の首都とは信じられないほどの空気の汚さ。
って、写真だとあんまり出ないね。
エアポートエクスプレス
まずエアポートエクスプレス(机場快軌/ABC)に乗る。25RMB(362.5円)。微妙に間違って地下駐車場の方に降りようとして戻ってくる。ホームは建物的にもきれい。掃除もちゃんとされてて綺麗。ベンチにエアコンが内蔵されてて冷える。かなり良い。
電車は乗るドア・ホームと降りるドア・ホームが固定されてて、そこから改札を通って空港の到着ロビー・出発ロビーへスロープでつながれている。機能的で美しい。
が、走りだすとガタガタと揺れる。ドア回りは特に走行音がうるさい。正直新幹線の方がはるかに上だなぁ。京成スカイライナーですらこれよりは静かだなぁ。
で、東直門に到着。机場快軌に乗ってたのは20分くらい。
駅名はすべてに簡体字なので注意が必要。
地鉄
地下鉄(地鉄)に乗り換えようとするが、チケットが買えない。10RMB札を突っ込もうとするも読み取りせず。ほんとに全然読まなかったので1RMBコイン2枚で切符を買う。行き先選択をしようとしてたら、掃除のおばちゃんに「何もたもたやってんのよ、こうよこうよ!」って感じで確定ボタンを押された。今は料金が1枚2RMB固定になっているので行き先選択は意味がないらしい。ってか、それならこんな駅選択画面つけるよりも紙幣の読み取りレベル上げろよ。意味わかんねぇ。
地鉄のICカード
ついでに言うと切符はICカード化されてて、自動改札にタッチして抜けるんだけど、これがものすごく認識が悪くて、改札はいつもピーピーエラー音が鳴り続けてた。カードだけ手に持って、べたっと押しつけないとダメな気がする。Octopusカードなんて鞄に突っ込んで鞄ごと当ててる人が結構いたけど、ここでは無理だなぁと思う。
自販機が札を認識しない問題はどこでもそうなので、コインが無くなるとわざわざ窓口で切符を買わなくてはならなくなる。でもそれはいやなので、早々に窓口でIC Card(SuicaとかOctopusみたいな愛称がない)を買ってしまった。窓口に50RMB(700円)出して「あいしーかーどぷりーず」と。20RMBがデポジットに、30RMBがチャージされて、これで地鉄乗る為に小銭を持つ苦労が不要になった。
2号線で雍和宮に出て、5号線に乗り換え、灯市口(ローマ字表記だとデンシコウって日本語っぽい)へ。たまたま同じNH905で来た親子連れが同じ電車だったがスルー。
駅から出たら全然わけわかんない方向へ向かってて、途中で気づいて戻ってくる。
GPSフォトを試すも、全然GPSを捉えられない。空気汚染のせいか?
汗だらだらというほどではないが、充分暑い。
交通とマナー
えっちらおっちら歩いてようやく宿に着く。道は日本みたいに安全ではなく、結構車が突っ込んできたりする。原付はすべて電化したらしく、バイクはほとんど見なかった。見た目原付で、モーターなので凄く静か、というのが主流の気がする。モペッドもかなり多かった。あとは、リヤカーと一体化した自転車が結構目についた。
宿
北京四合賓館
北京四合コートヤードホテル
BEIJING SIHE CORTYARD HOTEL
という宿に泊まった。一泊770RMB(=11,165円)で3泊。
北京の宿と言うのは2,000円くらいから宿があって、高級ホテルだと数万円まである。
最初は安いとこで良いかなと思ってたんだけど、ちょっと奮発して、でもちょっと独自性のあるホテルに泊まってみようということで四合院(昔からの民家の形式)造りのとこを探してみた。竹園賓館、侶松園賓館が有名っぽいけど、あえてちょっと違うところにしてみた。
詳細はこのへん。
http://hotel.stmtour.com/Order/HotelBaseInfo.aspx?HotelID=11163
どんな感じだったかと言うと、風情はかなり良し、人もかなり良し、電源も使いやすい量あったし、満足度は高い。ただ冬だったらあのバス施設では凍えると思う。バスタブなしで、湯量も非常に少ないので。
客層はもろ欧米。白人しか見かけなかったといっても過言ではない。
アメニティとかは普通のビジネスホテル級。1.5lの飲料水が5RMBだったので買って来ずにほとんどこれで過ごした。駅も、買い物できる店も遠かった。(あくまで私が入りやすいコンビニが遠かっただけで、近所で飲み物買える店はたくさんありましたが……)
大きな地図で見る
灯市口からでも東四からでも同じように遠い。大通りにはそれぞれの路地の入口に故同名を書いた看板(というか北京四合賓館というホテル名の看板も出てた)が出てるので、灯草故同で折れる。灯草故同の東端近くの北側。そこまで行けばわかる。
行く道は車1.5台くらいの幅の路地で、生活道路。朝なんてリヤカー引いたおっさんの隙間を抜けたりする感じになります。車呼ばせて横付けしてゆったりいっちゃうぜーっていう感じではないです。
夜は非常に暗いけど、街灯の下では近所のおっさんが中国将棋を打ってたりして、結構安心なようです。22時過ぎに女性一人歩きも見かけました。(といっても自己責任で)
朝食もビジネスホテル級かなぁ。ブッフェ形式で、主食としてパンが二種類。トースターが置いてあって自分でトーストできます。飲み物はホットコーヒーとオレンジジュース。おかずが日替わりで四品くらい。ヨーグルトとかありましたが食べてません。あとは、テーブルに卵料理の一覧があって、一品選べます。Omelette with mushroomとかね。どれにするかはおばちゃんに聞かれます。卵の数も選べるようです。
朝食を食す部屋は狭く、繁忙期の朝は席取り合戦化しそうな気がします。
迷う
地下鉄5号線で東単へ。1号線に乗り換えて天安門東へ。
地鉄に乗る時は荷物をX線装置通す必要がある。地下鉄駅が数十あって、改札がそれぞれ数個あって、それぞれにX線装置と3人の係員置いて……どんだけかかってるんだろうか。
東単での乗換えは何度もやったけど、非常にめんどい。遠い。動く歩道なりエスカレーターなりが3日中2日壊れてるとかどういうことだよ。
で、天安門東から天安門に歩こうとしたらなぜか気づいたら王府井に付く。
意味わからん。完全に逆だ。
王府井は繁華街なので今風な町並み。ショッピングモールの中の真功夫なるチェーン店でファストフード的中華を食う。これを中華というのは牛丼を和食というようなもんで、あくまでジャンルを無理矢理分けてるだけの話。
あのどぎつい漁醤の香りとかなしで、すごく癖がなくて美味い。さすがチェーン店。
同じビルにシズラーがあった。びっくりだ。ちなみに39元だった。
天安門周辺は非常にこぎれい。
宿周辺の裏道なんてあんなに汚いのに……。